ご自身や周りの方のお口の臭いが気になったことはありませんか？
日本能率協会総合研究所は首都圏でインターネットによるアンケートを行い「普段気になる自身や他人のにおい」に、口臭が１位であると発表しました。

参考 http://www.nikkansports.com/special/greenhouse/greenhouse.html

口臭の原因には様々なものがありますが、歯みがきをしたからといって改善されるとも限りません。対策を講じようにも自分自身では口臭に気がついていないことも多いのが口臭の恐いところ。スメルハラスメントという言葉があるくらい昨今では社会問題となりつつあります。
口臭は口腔内の問題だけでなく身体の健康状態が影響していることもあります。 まずは自分自身の口臭の原因をチェックして、原因に適した予防、対策を行いましょう。

当院の口臭測定

当院では、大学病院などの口臭外来でも導入されている口臭測定器「オーラルクロマ」を使って、口臭の診断を行っております。
この装置は、口臭に含まれるガスの種類や濃度の違いにより、口臭ガスの成分を分析して要因を特定するものです。各種ガスの濃度が数値で出るため、口臭の原因や有無、度合いが客観的に分かります。

口臭測定器「オーラルクロマ」で分かること

【4つの口臭の原因】

このようにひとくちに口臭といっても、原因は様々です。
口臭の原因をご自身で正しく把握し、予防、対策をすることで口臭は改善することができます。

オーラルクロマ検知器の利点

今までの口臭検知器では3つの悪臭物質の総量しか測れませんでした。全体の量が減ることはわかりますが、舌苔や虫歯で出る硫化水素が減っているのかメチルメルカプタンが減っているかどうかわからなかったのです。以前はこのようなガスを分離して測るには大学病院のガスクロマトグラフを使用するしかありませんでした。最近、オーラルクロマ口臭検知器ができて、当院でも３種類のガスを分けて計測できるようになり、歯周病の治療やクリーニング等でどのくらい口臭が改善されたかがわかります。

調べてみたら、口臭が強くないということも…

口臭測定器で口臭測定を行った結果、「口臭が強くない」または「口臭がほとんどない」といった結果が出ることももちろんあります。
しかし、口臭測定の検査を受ける方の多くが、「自分には口臭がある」「人から口が臭いと思われているのではないか」と考えて医院を訪れています。そのため、口臭測定器の結果が「口臭がない」「口臭は強くない」と示しているにも関わらず、検査結果が信用できないのではないかと疑ってしまうケースも少なくありません。
これには、ニオイの感じ方が人によって異なることが挙げられます。ニオイに敏感な方は自分や他人の口臭を意識しやすい傾向がありますし、同じ人でも体調や周囲の環境、会話するときの距離や相手の位置によって、口臭の感じ方が変わることがあるのです。 また、人と会話をしていて、相手が不快な表情をしたように感じたり、手で鼻のあたりを覆うことがあったように思えたりすると、そのことばかりが気になってしまう場合があります。その結果、実際には口臭がほとんどない方でも、自分の口臭が必要以上に気になってしまいます。これを心理的口臭と言います。
「自分には口臭がある」と一度思い込んでしまうと、なかなかその思い込みから抜け出せなくなりがちです。必要以上に口臭を意識してしまいがちな方こそ、測定器による客観的なチェックを受けることが大切と言えるでしょう。

測定後

今口臭の測定をし、原因を探りそれにあった予防、対策をご提案いたします。 お口のクリーニングや歯磨き指導、必要があれば食事、生活指導を行い、口臭を改善するお手伝いをいたします。
まずはお気軽にご相談ください。